シンプルな呼吸と幸せの関係
瞑想と瞑想ファシリテーターとは何か?
瞑想を誘導するための「瞑想ファシリテーター養成講座に参加してきました。
ファシリテーターとは、英語の「facilitate(<物・事を>容易にする、促進する(make easier)、 <人の>手助けをする、手伝う(help)の意味から来ています。Facilitatorなので、容易にする人、促進する人。
瞑想というと、「座禅して修行してるの?」とか「悟りを得る」とか、一部の方には、なんかえらいことしてるぞ、と思われている、かもしれません。私のヨガ仲間でも、
ヨガのアーサナが好きでも、瞑想を取りいれている人はそう多くはないみたいです。
瞑想ファシリテーターの役割は、瞑想は難しいのではないの? といったイメージとは違って、とてもシンプルな動きと呼吸、そして心(ここではマインドといいます)を使って、
ゆったりと呼吸をします。それが、結果的には、自分の人生をより豊かに、幸せにしてくれる、というこれまたシンプルなもの。
先生のお考えを少しお借りすれば、生徒さん(クライアント)が、今どんな状況で、心や体が本当の意味で健康でいるためには何をすればいいのか、続ければどうなれるのか、明確な「ゴール」を導いてあげるのが、ヨガの指導者や瞑想の指導者だと思います。
それだけ人の健康に関わるということは、もちろん医療行為ではなくても(日本では医療行為はそもそも認められていないけれど)、責任の思い仕事かもしれません。 瞑想ファシリテーターは、お相手の瞑想を無理なく、自分のペースで行えるようにご案内するのがメインになります。 そういった意味で気軽な気持ちで参加したり、瞑想を始めるきっかけになるとわたしは信じています。
瞑想ファシリテーターの指導をして下さった森田尚子先生は、ヨーガの勉強も指導歴も大変長く、きちんと生徒に向き合い、かつとてもポジティブなエネルギーを与えてくれる方です。 たくさんのコンプレックスを抱えまくっている自分は、先生とお話しをしていると、とても自信が持て、自分の人生をちゃんと肯定できるような気がするのです。
マインドはいつも忙しいらしい
ヨガのクラスに出ると、「マインド」という言葉を耳にすることがあると思います。私は最近まで、「心」と「マインド」って何が違うの? なぜ敢えて「マインド」って表現するのだろう、と思っていました。
人は常に物を考えたり、感じたりするので、そういう時に「脳」や「心」を使っています。でも、瞑想でいうところのマインドは、
「理解、誤解、想像、記憶、動きがゼロ(熟睡時)」
に働くものだそう。
勉強や仕事や人の気持ちを「理解」するし、ちょっとした気持ちのすれ違いで「誤解」もするし、あの人とこんな風になれたらいいのにとか「想像」するし(恋愛においてとか…)、いろいろな「記憶」をたぐり寄せては喜びも、怒りや悲しみも湧いてくる、そして全くの動いていないこともある(寝てるとか)。
生きていると、ほんと、頭の中、忙しいですよね。
私たちは、こんな風に、「マインド」に左右されていると考えられています。
例えば私なら、忙しい日は、「ああ、夕飯の買い物いかなきゃ」「でも原稿書きたい」
「娘の授観参観いつだっけ」「観覧版ださなきゃ、でもすっぴんで近所のイケメン旦那さんに会ったらどうしよう(そういう時は大概、会わない」「〇○ちゃん、どうしてるかな、会いたいな」「この人、なんでこんなイライラしてるの、怖い!(車の運転中に)」とか。
まあまあまあ、ほんとうに忙しい。
私は、俺は、そんなことないよ、シンプルだよって思う方。一度、自分のマインドの動きを観察してみてください。けっこうジェットコースターみたいです(笑)
こうしたマインドの忙しさは、例えの一つ。人生には、さまざまなバックグランド、職業や性別があり、年齢も違うわけだから、「自分の頭の中でどんな劇場が展開されているか」も人それぞれ。こうした暴れ馬のように忙しいマインドを穏やかにできたら、意外と、生きることはもっと楽しく、シンプルになる、と私は感じています。
瞑想ファシリテーター養成講座で実践した呼吸は、とてもシンプルな体の動きと、マインド、呼吸を使って、瞑想を行っていきます。
こんなに簡単でいいの? と思いますが、やってみると、心がとても軽くなる、リラックスできるし、緊張がほどける、自分の感情に素直になれる、幸せを感じる。
瞑想を持つイメージや、瞑想に何を期待しているか、何を感じたか、この講座を今後どのようなことに生かしたいか、私も含め4名の参加者の方と思いをシェアできたのも良かったです。ヨガインストラクターの方、ヒプノセラピーを提供されているセラピストさんなど、
皆それぞれがスペシャリスト。ヨガを仕事として伝えていくためには、どんな素質が必要なのか、人生でどのようなタイミングで訪れるのか、そういったことが皆さんの経験から読み取れました。
とても自然体で、自分のやりたいことがちゃんと分かっている。尚子先生も含め、自分の人生に肯定的で、ちゃんと自信があって、自分の人生に責任を持てている人たち。そういったポジティブなエネルギーを持った方たちと過ごすと、人生はもっと前向きに、正直に生きてていいのだ、と思えました。
瞑想のスタイルはさまざまで、私もいつも通っているヨガスタジオでは、もう少しヨガの専門ワードが出てくるクラスに参加しています(チャクラ、マントラ)など。
そういった少し難しいことはなく、ヨガのアーサナをしていなくても、呼吸や瞑想で幸せになりたい、もっとシンプルに生きたい、という方のお手伝いができればと思います。
まだ告知とかすんごいことはできないので、身近な人から、少しずつ。
呼吸と体の動き、マインドを使えば、生活のいろいろがプラス方向に働くことをこのブログでもお伝えしていきます~♡
やりたいことを、ただ素直にやればいい
私は、講座の最後に、このファシリテーター養成講座のことをブログに書いていいのかを先生に聞きました。そして、自分は書くことが好き、書いて伝えることが好きだ、と伝えました。また、ヨガやアロマ・ハーブを伝えることはしたくても、なんだか自分には向いていないのではないか、と思いながら数年を過ごしていました。
先生に、「もちろん書いていいし、こんな素晴らしいことならどんどんシェアしていいよ」「テキスト(文章)は書きたくてもできない人もいる、できることは素晴らしいこと」「自分のできることからやればいい」と言われました。
その時から、私は編集・ライターとして20代から過ごしてきたことを、とても誇りに思えるようになりました。そして、私の元に通ってヨガ楽しんでくれている友人のことを、とても大切にしようと思いました。
やりたいことをやればいい。
できることからやればいい。
書きたいことをFacebookで書いてもこだわり強いね、て言われたり、ヨガについてはポーズを笑う人がいたり。そういったからかうよりも、自分の活動を応援してくれている人もたくさんいるのに、そちらには気づかないのね。 Facebookの投稿も辞め、なるべく目立たないように活動する。でも、自分のやりたいこととは違うことをしているから、心が苦しいわけですよね🙅
瞑想ファシリテーター養成講座を受けて、そして地道に瞑想を続けるようになってから、
少しずつ、「自分が本当にしたいこと」、「会いたい人に会うこと」など、罪悪感なく、行動できるようになりました。
こうしたちょいダメな自分をブログにさらけ出すのも、恥ずかしいと思う一面もありますが、
同じような経験がある方がいたら、
だいじょうぶ、自分に素直になるっていいことだよ、
と勇気づけることができたなら嬉しいです。
瞑想の効果や自分自身の体験については、また書きます。
雪が降ったり、まだまだ寒い日が続きますが、体調に気を付けてお過ごしください。
写真は先生が愛用しているセサミオイル。 良い香りがします。
ではまた。