風が強いなら大地に根付くことをすれば良いらしい
雨だったり、寒かったり、かと思えば秋晴れが訪れたり。この時期はアレルギーもあり、寒暖差も重なり、鼻づまりと便秘と、体の各所が停滞気味です。
同時に、ヨガに対する向き合い方が安定してない日が続いていました。
普段は思い切り体を動かすヨガが好きなのですが、最近はなんだか自分はヨガも含めて、スケジュールをパンパンにして、頑張ること、頑張っていることに満足している自分がいまして、 あら、ちょっとおかしいんじゃない?
と思い始めました。
もちろん、体が求めているときは、大好きな先生のヴィンヤサヨガに出たりして、
あー、今日もすっきり!
→よく寝る
→次の日も元気。
なのに、最近休みたい自分がいるのに、
冷え性なんだからよく動かなくては、
と頑張っては疲れたり。
休むとなんだか時間を無駄にしてしまったようで自己嫌悪に陥ったり。
思っていることと、
やっていることがバラバラだぞ、、
と異変に気付いていました。
そんな折、たまたま時間が空いて、
夜のリストラティブヨガに出る機会がありました。
リストラティブヨガのヒロナ先生は、
雰囲気はゆるゆる癒し系。でも
軸の安定した力強いヨガクラスも提供できる
ある意味、真ん中をきちんと維持できている女性。
そのヒロナ先生が、
「アーユルヴェーダでは、秋から冬にかけては、風の要素を含んだヴァータが盛んになるんですよ」。
とおっしゃっいまして、とても腑に落ちたのです。
台風が頻繁に訪れたり、雨だったり晴れだったり。
先生のご自宅の近くには大きな桜の木があり、風がびゅうびゅう吹く日は葉が大きく揺さぶられ、次の日は地面に葉が辺り一面に散らばっている。そういう光景を見て、ヴァータの季節の訪れを感じるそうです。
また、年末にはやれ、飲み会だの忘年会のお誘いなど、人も忙しない。
そんな季節は、日常でできることは、なるべく庭の植物に触れたり、土に触れたりするのが良いそうです(そこで、ヨガでできることのテーマは、 これはレベル2クラスの課題でしたが、 大地に根付く意識でマットを捉えるでした)。
私はアーユルヴェーダのトリドーシャの中では、ヴァータが強いタイプです。ポジティブに働けば行動力がありフットワークが軽いのですが、ネガティヴ面では急ぎすぎたり感情的になりやすい面もあります。
きっとヴァータの季節(秋〜冬)は、いつもだるくてやる気が起きない。その季節の変化に伴って身を委ねてよかったのに、いろいろな背景から、焦って早く結果を出そうとしていたのが、空回りの原因なのだな、とおもいました。
リストラティブヨガが終わった後は、今までの焦りがなくなって、
わたし、これでいいんじゃん、
と自分を肯定することができました。
風の要素が強く、ある意味すぐ動けるのは良いこと。でも、そこに思ったような結果を出せないことがあっても、それはそれで仕方のないことなんですよね。
あら、どうして物事を、いつもコントロールしようとしてるのだろう、
とここで不思議に思いました。
よく、〇〇はこうすべきだ、と思ったり言ったりしているのですが、
他人にあるべき姿を期待するのと同じように、
自分に対しても、せっかく頑張ったんだから成果を出さなきゃ、人に認められなきゃ、
と思っていました。
それは、努力家とかではなく、
そんな期待や理想自体が
自分自身の足枷になっていたんですね。
あー、気付いて良かった (笑)!
気づかなかったら、まだしばらく苦しかったかもしれない。
じつは、今日は自由な時間が久しぶりにできて、出たいクラスにすべて予約を入れていました。
でも、そんな自分に違和感もあり、
いつも相談をしているタカユキ先生に気持ちを伝えると、
「自分もTT時はいろいろなクラスに出て、バランスを取っていた。一度、挑戦してみて、クラスの参加の仕方が自分に合っているか、やってみてもいいかもしれませんよ」。
と言って下さり、
罪悪感なく、4クラスも1日で出ました(レベル3・アドバンス→レベル1・ベーシック→レベル2・その中間→リストラティブ)。出すぎ。
でも、やり切った事で、結果的にヒロナ先生のクラスでほしい答えにたどり着けた。
生徒をいつも否定せず、安心する答えをくれる先生が、私の通うヨガスクールにはたくさんいて、あー幸せだー、恵まれてるなー、
と思います。
そして、こんな経験を誰かに恩返ししたいな、と思っています。
ずっと動く事を止められなかった自分ですが、休みたい、という心には、
純粋に従っていいのだなぁと、再認識しました。
thanks for reading.
風邪をひきやすい季節、ご自愛してお過ごしください。
ヨガのことばかりで、アロマやハーブもネタはありながら書けないでいます。
まぁ、気長にいきます。。