yumikonoaroma’s diary

ライター。アロマテラピーアドバイザー、ハーバルセラピスト。日常で感じるハーブやアロマテラピー、たまにヨガについて♡

心の元気がない時の過ごし方 医療の限界とメディカルハーブを学ぶ意義

ブログ、ご無沙汰してしまいました。


長いようであっという間の夏休みが終わり、娘たちも小学校へ。


夏休みは、家族と旅行したり、合間に仕事をしたり、時間があるときはメディカルハーブの勉強をしたり。


そんなバタバタした毎日の中で、私にとっても家族にとっても、予測もしない出来事がありました。


それは、父の入院、不整脈のためのアブレーション手術、そして手術は成功したものの、拡大性心筋症という難病の可能性の告知。。。


父から聞く話だけでは病気のことが理解できないので、

医師に時間をとってもらい、

父本人、兄、私の3人で面談してもらいました。


bnp心不全をコントロールするホルモン)、心臓の粗動と細動。聞いたことがない専門用語も勉強し挑んだけれど、


医師によれば

父の不整脈の元、細動の手術は成功率の低い手術のため、薬と規則正しい生活で、ゆっくり付き合ってくいしかないこと、心不全は治る病気ではなく、今後は入退院を繰り返すこともあるだろうこと。


1時間の長い話しの中で、

「手術前から心筋症の可能性があったこと」

「粗動の処置は成功したが、細動にも異常はあったが、医師は手術立ち会いの際は家族に説明がなかった」

ことに半ば憤りを感じつつ、


それでも医療の限界、医師は最善を尽くしてくれていることは感じました。


もともと不整脈の持病があった父。


初めはどうしてもっときをつけられなかったのか、と、いろんなことを後悔したり心で責めたりしたけれど、、。


「何が原因だとか、何が、誰が悪いのではないのだ」

と、

今は、混乱していた気持ちは落ち着きました。


父は絶大的な信頼を兄に寄せており、兄は優しく責任感も強い。

私の何倍もお兄ちゃんとして、

しっかりしかつ冷静なので、本当に感謝してます。

家族間のコミュニケーションも取れていると思う。


だから、ただ、ただ、今の現実を受け入れ、

今できることの中で

生きること、死ぬことを見つめながら、幸せや生きがいを持って過ごしていくのが人生なのかな、

と思います。


まぁ、頭で理解しつつも、眠りが浅くなったり、時には今必死に取り組んでいるメディカルハーブが、生活習慣病も含めた予防医学であるため、

こんなことをしても

父の病気を救うことには繋がらないのでは、

とヤル気を無くしてしまうこともありました。


でも今は、メディカルハーブを勉強をしているからこそ、病気に対して理解も深まること、そして、自分や大切な私の子供、夫がなるだけ健康でいられるように知識を深めて生活に活かしていけるのだと、、、

やっと思えるようになりました。


元気がないときは、植物に触ります。庭で育てている、コモンブルーの葉を触る。ふわふわして気持ちがいい。

バジルの刺激的な香りで気持ちがシャキッとする。

根が腐りかけたラベンダーも上ではがんばって花を咲かせている。もう一つのラベンダーラバンジンは、葉がまた伸び始めた。

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マロウブルーの葉。紫の綺麗な花を咲かせますが、まだまだ。


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レモンバーベナレモングラス。フレッシュハーブのお茶にしてます。

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ラベンダーは2種類育ててます。こちらはイングリッシュラベンダー。




私は強い人間ではないけれど、

そんな自分も受け入れて、好きなこと、家族や友人、仕事を続けて、

幸せを感じていきたい。

泣いていても、時間は同じようにすぎるのだから、前を向いて生きていこう、そう思ってます。


体調がいまいちかな、と思った時のレスキューハーブ エキナセアのチンキ

 

とうとう、子供たちが夏休みに入りました!

これって、おそらく全国の多くのお母さんにとっては、大きく生活が変化する時期では・・?

つまり、自分の時間がないってことです(笑)。

 

ハーバルセラピストの授業は7月の後半に無事、修了し、11月20日の試験までの

約3カ月までは、主に自宅での復習になります。

よーし、頑張るぞ、と思いきや、

「やったー! 夏休みだ~(^^♪ ) 

はしゃぐ娘たち。

私 「わー。 勉強できない」(心の声)。

そんな感じで、子供たちが宿題をするとき、時々、いやかなり「ここ、教えて」

といわれる中で、ひたすらテキストを読み込む作業に入ってます。

 

 

さて、先日、ひさしぶりに、以前住んでいた江戸川区の友達に会いに行く日に限って、

私が体調を悪くしてしまいました。若干、寝不足で、行けなくはないけど、辛いな・・・

という感じです。

キャンセルしたら、がっかりする娘たちの顔が思い浮かび、その選択肢は頭の中で消去です。

 

 

体調が悪いときに、体に鞭打つのは良くないのですが、

このときばかりは、エキナセアのチンキに頼ろう、と思いました。

ハーバルセラピストクラスの実習で作り、風邪の引きやすい冬までは出番はないと

思ってました。。

まさか夏に使うなんて・・・。

 

エルダーフラワー、リンデンのハーブをメインに、リコリスとペパーミントを加えたハーブティーを作り、その中に、チンキを1~2滴。

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エルダーフラワーは、花粉症の時期などアレルギー対策に使われますが、

フラボノイドの成分が発汗をもたらすため、体をぽかぽか温めてくれ、風邪の引きはじめにもいいんですよ(^^♪

リンデンは、甘い香りでリラックス効果もあり、さらに粘液質が豊富なので、カタル症状(喉、鼻などの不調)の緩和が期待がされています。そこに、甘さとともに、のどの痛みを取ってくれる、リコリス(和名は甘草、和ハーブや漢方の元にもなっています)、すっきりとした清涼感もプラスしたいのでペパーミントも。

 

ゆっくり香りを吸い込みながら、いただきます。

しばらくすると、体がぽかぽかしてきて、少し元気が出てきました。

これを2杯飲んで、少しリビングで休んだら、「ちょっと今日は行けるかも」

という気分に。

 

試しに、チンキなしとチンキ入りのハーブティーで味の違いも試しましたが、

やはりエキナセアらしい、味わい(うまく言いあわらせないのですが)があります。

 

ごはんを食べて、午前中には娘たちと出かけ、楽しく過ごしてきました。

久しぶりにママ友ともたくさんおしゃべりして、私自身も良い一日を過ごせました。

 でも寝不足だったので、途中のバスなどでは爆睡、は言うまでもなく(-_-

程よい昼寝となり、電車も混んでいなかったので思ったよりも楽でした

(いつも満員電車の中、通勤しているお父さんたち、本当にご苦労様です)。

 

メディカルハーブを勉強するようになって、体調面でのコントロールが以前より

楽になりました。生理痛、頭痛、イライラ、などのプチ不調を自分でなんとかできるハーブの存在は、今の自分には本当にかかせない存在。

これからはいろいろなお話しを定期的に、更新して、書いていきたいと思います。

 私は文章を書くことが生業なので、時間がない中もうスピードで書いて、

伝わってるかな? 伝わっているといいなー、と思ってます。

 

それまでにはまだまだ勉強も必要なので、時間もかかるかもしれませんが、来年あたりから少しずつ、、というのが希望的観測です。

 

読んでいただき、ありがとうございます💞

フレッシュハーブで感じる、メディカルハーブ勉強者としての責任。 レモンバーベナ

ハーバルセラピストクラスも、佳境に入ってきました。

ハーブの成分はもちろん、病気の仕組み、酵素補酵素の名前、免疫系、ホルモンバランス、ストレス系の病気など、、、どんどん難しくなってきました💧 


仕事はひと段落したけど、これから学んできたことの集大成を迎えるので、毎日の復習は欠かせないです

頑張らなくては


ハーバルセラピストクラスの仲間が、今日はフレッシュのレモンバーベナを持ってきてくれて、

休憩中に皆でいただきました✨  


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フレッシュハーブティーの入れ方は

わたしは得意ではないですが、

とても綺麗に入れてくれたMさん。

ハーブの栽培も得意。それを活かしてハーブの本も出していて、その活躍も素晴らしいです(≧∇≦)


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グリーンも鮮やか。


メディカルハーブは、メディカル(予防医学、補完医療)を観点に勉強していますが、やはり机上論で有ることは間違いありません。


実際の、学名がきちんとついたハーブを見に行くよう先生からも言われてますが、時間がなく、なかなか行けてません💧

ちなみに、ホームセンターなどで入手できるハーブは、学名が書いてないことも多いのです。


ハーブティー目的に買ったら、実は食用(ハーブティー用)ではなかったこともしばしばあり💧 


なぜ学名が確認必要かといいますと、学名がついたハーブは、メディカルハーブとして成分やヒトへの影響が実証されているんですね。


きちんと学びたい、飲用やティーとして健康に役立てたい方は、ハーブ専門店から購入することをお勧めします。

そういう自分もまだ、実践できていませんが....


ハーブもそうですが、普段口にしている野菜なども、本当はお店に並ぶ前の、畑で収穫されてるところを見たり、あるいは育ててみることが必要なのでしょう(場所や時間に限りはあるかもしれませんが)。


メディカルハーブを本気で勉強してから、いかに自分が無知な状態でハーブに接していたか分かります。 

 

とにかく頑張るぞ〜っで今日は締めたいと思います(^^;;


もっと勉強して理解して、皆さんに正しい情報をお届けできるよう、書き手としても、身が引き締まる思い✨ 

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Mさんが分けてくれたレモンバーベナ。ドライも購入しました。





香りで気持ちのONとOFFを切り替える

最近、ライティングの仕事が重なって、

午前 子供たちを送って洗濯、片付け→仕事(間に昼食)、子供帰宅、隣で仕事継続

→夕飯とお風呂と寝かしつけ


うまい具合になかなか時間の調整がうまくできず困ってます💧


本当に〆切が迫っていて、ヤバイ‼︎

というときは、

家事を最大限に縮小!


なんて時もあります。


そしてさらに!

パソコンOFFしてもう夕飯作って、

子供と会話して、残りは寝かしつけてから...


と考えても

いざ台所に立っても仕事のことを半分考えていて、娘たちが話しかけてきてもうわのそらで、

まだおチビの次女が台所いて

あー火元危ない‼︎

そこにいたら冷蔵庫開かないよう。


カリカリモードになるわけです。


ああ、そうだ、こういう時にアロマを使いましょう...


とやっと気づいて選ぶのは、


パチュリ

ラベンダー


の芳香浴。


芳香浴=ディフューザーなどで鼻から蒸気を吸うこと。

お風呂ではないですよ。


このブレンドを嗅ぐと、

頭に集まりすぎたエネルギーがスーッとしたの方に下がって、

気持ちが落ち着きます。

肩の荷が下りる、感覚です。


以前、セラピストさんにパチュリを教えてもらって以来、考え事や悩み事を知らず知らずに溜めていて、

いや、むしろ、

溜めていたことにすら気づかなかったことに気づかせてくれる香りです。


ちなみに、他者からの言葉に敏感な時、心をシャットダウン(余計なエネルギーをもらわない)できる香りに、

フランキンセンス

が役立つそうです。


香りに対する心地よさは、人それぞれだし、自分に合ったレスキューフレグランスが、見つかるといいですね。

(香りの自分トリセツ、みたいな

    ←若者風にしてみました、

       これ自体がアラフォーを体現してますね💧)

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もうすぐラベンダーが切れそう。

大好きなニールズヤードレメディを考えてます💕



和ハーブ🌿 日本の自然がくれるプレゼント

5月のある晴れた土曜日、

二俣川のこどもしぜん公園で、

野草散策のイベントに娘2人と参加しました。


主催者は「ハーブ王子」として野草の素晴らしさを伝える活動をされている山下智道さんです(見た目もやはり王子です✨)若手の野草研究家、兼和ハーブセラピスト。野草を使った料理も得意で、レシピもFacebookなどで紹介されたり、イベント開催など、和ハーブの領域で幅広く活躍されてます。


さて、野草といったら、何が思い浮かぶでしょうか。

実はふだん私たちが散歩をしたり、小さな子供の頃から触れていた、身近な自然ももちろん含まれているんですね。

例えば、子供の頃、「貧乏草」と随分失礼な言い方をしていた花は、

「ハルジオン」という名前があります。

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これは娘が採ってきたハルジオン。

今は梅雨の時期になってきたのでもう見かけなくなりました。

4〜5月は、あちこちの草っ原に元気に咲いていました^ - ^


それからドクダミ

私のドクダミの思い出は、実家の庭に猛然と生えており、その伐採に父が苦労していたのを覚えています。

子供の頃は、雑草のイメージでしたが、「ドクダミ茶」として、ちゃんと飲まれています。

日本人の智慧、もしくは伝承医療。

日本人が受け継いできたはずなのに、どこでどきれてしまったのか、忘れられてしまったのか。

最近は和の精油もお店で増えていますし、和ハーブに力を入れているハーブ専門店もあります。

これから、少しずつ注目されていくのでは、と期待してます。


野草散策の話に戻りますが。

当日は、公園内を散策し、いろいろな野草の説明してもらいました。子連れ参加+野草初体験だったので、なかなか全てを把握してませんが、、

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母子草。


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右は日本で貴重とされる黒文字。ほのかな柑橘系の香り。精油としても、かなり人気があります。

ミツバ(料理に使われますね)、それからかなり小さくて見にくいですが、チドメ(その名の通り、昔は血を止める薬草として使われていたそうです)。クローバーみたいなかわいい形をしています。


ガイド終了の後は、おそらく20名弱くらいいた参加者の方々と、お弁当を食べました。自己紹介もし、だんだんと打ち解けていきました💕

皆さん、和ハーブに詳しい方もいたり、とても勉強になりました。


ハーブ王子さんによる、スギナ、ヨモギ、クロモジの和ハーブブレンドティーもいただきました。少し渋みがあるような、柔らかい草の香り。

お茶のほのかな香りと温かさに癒されて、思わず笑顔がほころびました。


今回改めて実感したのが、自然に触れて、初対面だけれどたくさんの人と会話をし、食を共にすることで。いつの間にか癒され、元気をもらっていたこと。

これって、お庭でひたすらハーブを育てたり、ハーブを勉強したりする以上に、貴重な体験なんですね♥️


人も自然も、共存し合って生きている。

インターネットなど情報が溢れる中、人との関係の希薄性が稀有されたりしますが、こうやって一歩前に出てみて、自然の中に飛び込むと、日頃の疲れやストレスも吹き飛びます。いやいや、ストレスって何?

というくらいの癒しパワーでした。


現在は西洋ハーブを猛勉強してるので、和のハーブに触れると、少し「勉強」から離れることができるので、リフレッシュにもなります。


  身近な自然に触れることによって、改めて日本の自然について考えたり、人とのコミュニケーションの大切さを感じたり。

私も、いっしょに参加した子供もニコニコの一日でした♥️


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また参加したいな〜♥️

とても素敵な思い出になりましたo(^▽^)o



ハーブセラピストへの道✨

アロマも大好きだけど、ハーブも大好き。

独学で勉強して試験受けれるし、と軽い気持ちで、試験勉強始めたら、

ハーブの魅力に完全にはまってしまいした。


3月にメディカルハーブの検定を受け、見事に合格しました。

引越しやらあり、すっかりこちらのブログで書き忘れてましたが(^^;;


メディカルハーブの書籍を読むと、まだまだ知らないことがたくさんあり、関心が深くなりました(。-_-。)

そこで、考えた末、

JAMHA(日本メディカルハーブ協会)のハーバルセラピストのコースに通うことになりました✨


今日はその一回目..

今日の講義は、メディカルハーブ検定でもやったことをさらに深く掘り下げます..ということでしたが。



深い!  深すぎます‼︎

ハーブの歴史や成分の話しなど、

そうだったんだ...

知らなかった...

来て良かった。


そしてメディカルハーブ検定でハーブわかっていたつもりの自分を深く反省しました。


この講座が終わって、もし受かったら、なにか新しい道が開けるのでしょうか。


覚えることあって脳がパンパンです。


先生はベテランのなかのベテランで

説明もわかりやすく、とても濃厚な4時間でした...


講義の途中で、いろいろなハーブを見て、嗅いだりしました。


印象的なのは、

ダンデライオン。 

メディカルで使えるのは、根部だけです。強肝、利胆作用があり、胆汁の分泌を促したりします✨

二日酔いの後も、ローズヒップとブレンドしたりします。


特にグリーンフラスコのダンディライオンは、根部が大きめで、香りも濃厚。

粒も食べても、カリカリとして、後から渋さが口の中に広がります。

ティーはもちろん、細粒にして、バニラアイスに混ぜたり、パン生地に混ぜたり、食べることも楽しめるそうです✨


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疲れた脳を、娘たちが、

オリエンタルラジオのモノマネ(パーフェクトヒューマン)で笑わせてくれて、疲れが飛びました😃😃😃


今日はここまで。


カモマイルで、リラックスして寝ようかな〜。





ハーブ専門書 ワイル博士のメディカルハーブ相談室

前から気になっていたハーブの本、

『ワイル博士のメディカルハーブ相談室』

東京堂出版 

著者  アンドルー ワイル

監訳 解説  林 真一郎

翻訳  榊原 有一


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おもしろいので、一気に読んでしまいました。


メディカルハーブ検定を持っている段階で、今回紹介されたハーブについて全ては把握するのは難しいです。しかし、じぶんが知っているハーブでの有能性や効能の真偽については、ワイル博士と、林さんの解説で、現代の科学的検証と、博士自身の体験から、正直に語っているところが愉快です。

ためになるし、ハーブにしても、西洋医学にしても、科学的根拠よりも、基本的な知識と実体験が何よりも大切だと思わされます。


植物療法において、まだまだ研究段階だったり、某大学での論文が、実は実験自体が十分な実証がなされないまま、結論を出されていることも懸念されています。


それを踏まえて、一番印象的だった項目は、

エキナセアの効能は、現在どのように評価されているのか」です。

標題は、

エキナセアについては、効果を巡ってさまざまな議論がされているが、実際に効能はあるのかどうか“

ということ。


博士によると、エキナセアは、風邪の羅患率を56%低下させ、羅患期間を1.4日短縮。通常は年2〜4回の風邪が、エキナセアを服用している人は年に1〜2回にとどまるとのこと。

一方で、アメリカのコネチカット大学やハートフォード大学では、ライノウィルス(代表的な風邪のウィルスのひとつ)では、あまり効果が出なかった、という報告があるようです。


一般的にエキナセアの研究の多くは、ドイツでその有能性が証明されているようです。上記の米大学での研究に使用されたエキナセアは、有効量に適していないと博士は憂いていますが、エキナセアについては、まだまだ、幅広い種のエキナセアを集め、クオリティの高い研究が必要だ、とのこと。


はてさて、これについて、エキナセアを風邪の有能性を信じて使っていらっしゃる方は、どう思うのでしょうか?


私も、一般的に風邪を引いたかな、と思う時は、ローズヒップなどと合わせて使う時があります。

ハーブなので、風邪薬のような即効性はありませんが、症状の辛さを少し和らげてくれます。

ハーブの香りや温かさ、味も、風邪で緊張した心身を包み込んでくれます。


効能については、全ての風邪に効く、というわけでもない気がします。現に、鼻水などカタル症状があるときは、粘液質の高いウスベニアオイやリンデンも良いし、咳が出るときはセージ、痰が絡む時はタイムなど、その時々に組み合わせていくことで、それぞれの良さが発揮されます。

普通に風邪っぽい(微熱やだるさ、疲れなど)の時は、私はエキナセアが好きですが、

とにかく不調時は、エキナセアが好き! という方もいるかもしれません。


この本を読んで感心したのは、統合医療の権威であるワイル博士が、すごく高い視点から、植物療法は絶対だ、とは語らないこと。

あくまで、個人の体験や研究、友人研究者の見解、大学での報告などさまざな視点から、冷静に、博士のウェブサイトに寄せられた質問に答えています。


普段、病院に行っても、あなたはこの薬なら合いそうですね、お医者様からありますよね(私は過去に喘息あったり、今もアレルギー体質なので、お薬を飲む時の“相性“を感じます)

要はそれと一緒で、ハーブでも体質に合わなかったとか、好みとかで、効能は変わってくると思います。


私も、そしてメディカルハーブやアロマを探求する方も、

植物療法が全てではないし、

かといって、

西洋医学が全てだとも思っていないはずです。


だから、⚪️⚪️は絶対効く! とか、これは合わない!  など決めつけずに、自分に合った治療法を選択していく権利があるんじゃないかと、

考えた次第です。


ワイル博士の本はそれ以外の項目にも、面白かったり、疑問を抱いたりしましたが、それを夫と論議したり、本当の安全ってなんだろう...

とも考えます。


いろいろ語ると長く長くなるので、ここまで(*^_^*)


ハーブについて深く知りたい方にはなかなか面白い本だと思います。